FreeNAS Jail miniDLNA 手動セットアップ


実施環境です。

FreNAS:FreeNAS-9.10-STABLE (Installed OS)
Jail:FreeBSD 10.3-RELEASE
miniDLNA:minidlna-1.1.5_1,1

作業予測時間
Jailのダウンロード時間を考慮しない場合、1台につき20分程度で作成可能です。

プラグインで正式にminiDLNAが提供されていないのが現状です。
過去のプラグインを流用するのもありですが、できれば最新を使用したいこと、プラグインではなくJailで対応して
FreeNASだけでなく、他でも使えるようにノウハウをためとこうってのが狙いです。
実際、Ubuntuで急遽代替え機を仕立てた時もほぼ問題なく作成できました。
当然ですが下記のコマンドそのままでは無理です。Ubuntu用に翻訳が必要ですけどね

では、手順です。


1.パッケージの確認

pkg search minidlna


2.インストール

pkg install minidlna
→質問には基本的にYesとする


3.設定ファイルの編集

設定ファイル:/usr/local/etc/minidlna.conf

極論下記だけ設定すればいい

media_dir=/media
friendly_name=MediaServer

media_dir=メディアが入っている階層指定
friendly_name=DLNA接続時に見えるサーバー名

その他、こだわりに応じて設定

notify_interval=9000
→データベース更新間隔

uuid=550e8411-e29b-41d4-a716-446655440000
→DLNAの識別IDです。

root_container=B
→DLNAクライアントの見える階層指定

ちなみに、DLNAリプレス時にクライアント側の再設定不要(過去のDLNAと同じに振る舞う)にしたい場合は
uuidを任意に設定しておいて、コピーをしておくと同じサーバーとして扱われるので便利
任意に設定しておかないと、あとで調べるのがめんどくさい!!壊れたり、使用しているクライアント次第では超絶めんどくさいことになるので、事前に設定しておくと何かと便利です。
クライアントによっては、他の情報による縛りがある可能性があるので、できればMACアドレスとIPアドレスも同じに
しておくとほぼ問題なくクライアントに気づかれすにスイッチできます。
※IPアドレスとMACアドレスはJail追加時に、高度な設定項目で設定可能です。

リプレイス時を考慮して、confの任意の項目は基本コメントアウトとしておき、最上位に上記の追加設定項目を
コピペしておくと楽チンです。


4.DBとログファイルの生成場所作成

mkdir /var/db/minidlna
chown dlna:dlna /var/db/minidlna

これで入る files.db というファイルが生成される
※生成されるのは実行時


5.環境変数の定義ファイルへの書き込み

定義ファイル:/etc/rc.conf
追加項目:minidlna_enable="YES"

以上で完了します。
で、サービススタートのまえに、必要であればストレージをマウントです。

/usr/local/etc/rc.d/minidlna start


ちなみに

リスタート:/usr/local/etc/rc.d/minidlna restart
停止:/usr/local/etc/rc.d/minidlna stop
DB再構築スタート:/usr/local/etc/rc.d/minidlna start -R
再スキャン:/usr/local/etc/rc.d/minidlna rescan

って感じで指示できます。

動作の確認として、提供情報サイトをチェック

http://IP:8200


以上です。
LinuxやFreeBSDでは、ほぼ流用可能な内容かとお思います。
ただ、FreeNASのJailで作成したminiDLNAには欠点があります。
それは、次回のDLNAの時にでもご紹介です。

では、メモメモでした。

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